(18年8月号) 第22号
8月は「葉月」と呼び、木の葉が紅葉して落ちる月で「葉落ち月」「葉月」と言われております。落ち葉と言っても旧暦でありまだまだ猛暑は続きます、ご自愛を。
京都では、8月16日に五山の送り火が行われます。
今月号では、賃貸物件を業者に募集依頼する場合のポイントをお教え致します。
「空き部屋の募集方法」
ご所有のマンション等が空室となった場合、あなたはどの様な募集方法をとられているのでしょうか?
1) ご自分で近隣の業者(数社)に依頼している。
2) 1社に専任で媒介依頼をしている。
どちらの方がより効果があるのでしょうか?
状況にもよりますが一般的には専任依頼した方が効果があります。
部屋の入居が決定する要因は色々ありますが、物件の質の割りには賃貸条件が割安である場合等は別として、物件の質等が同じであれば、当然物件情報配信量の多いほど反響率は高くなります。
従って、ご自分の空き部屋の情報が、どれ程の入居希望者にとどいているのかを検証する必要があります。
「空室情報発信の経路」
1) ご自分で業者に媒介を依頼した場合
いくら客付力がある業者と言っても、1ケ店で特定地域、特定物件を探されているお客様情報は精々5人程度ではないでしょうか。
3ケ店に媒介依頼をしたとしても15人程度ではないかと思われます。
2) 専任で依頼した場合
ア)不動産業者間ネットワーク(レインズ)に登録すると、京都の不動産業者(約3,900社)内賃貸仲介を行っている業者を1/2として「1,950社」へ物件情報を配信した事になります。
イ)インターネット広告サイトに登録、アクセスの強い5サイト程度に登録すると全国のお部屋探し希望者(∞の人)に配信されます。
ウ)部屋探し情報誌への掲載で、情報誌を読まれる入居希望者に配信される。
以上の通り、入居希望者の目に多く触れる確立は一目瞭然です。
如何に熱心に、多くの武器を活用し、顧客へ多くの情報発信を行っているかを
見極め、その業者にお任せするのが良いのではないでしょうか?
「良い業者の見極め方」
1) 客付け力があるか?
2) 大手のネットワークに加盟している等、ブランド力があるか?
3) 大手インターネット広告サイトとの提携は何社(多く)あるか?
4) その業者のホームページはあるか? 充実しているか?
5) 不動産ネットワーク(レインズ)に物件登録してくれているか?
6) 物件近隣他社に情報発信(毎週金曜日夜にFAXにて)しているか?
7) 他社での客付けの場合、AD(広告料)は他社に渡っているのか?
8) 自社の空室情報を定期的に他社に発信しているか?
9) 広告の物件図面は、完璧か(内部・概観写真、間取り図、詳細情報等が入っておりカラー図面になっているか?)
10)店頭に多くの空き部屋図面情報が掲示されているか?
等々のチェックを行い良い業者を選定してください。又自分で努力する事は人任せにせず、物件の価値(質)を上げる努力を怠らないようにされ入居率の向上に努めて下さい。
今後も皆様方のお役に立てる情報をお届け致します。
とまとハウス 代表者 粟野 則夫
宅地建物取引主任者・不動産コンサルタント技能者
ファイナンシャルプランナー・賃貸不動産経営管理士
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