(19年3月号) 第28号
古来より季節の変わり目に体を清め厄を祓う習慣があったが、平安時代になると、祈祷師を呼んで祈りをささげ、人形をなでて厄を移し、供物を備えて水に流すと言った祭りになってきたのが現在の「おひな祭り」です。
大手フランチャイズ店舗(FC店)の台頭は何故?
現在賃貸仲介業界の中でも大手FCが勢力を拡大しております、アパマンショップ、エイブル、ミニミニ、ピタットハウス、センチュリー21等があります。御多分に洩れず弊社もホームメイトFCに昨年12に加盟いたしました。
その理由は、ブランド力に魅力を感じた事もありますが、最大の要因は集客力にあります。以前は情報誌、店舗立地が大きな要因であったのですが、近年はウエーブサイトよる集客が急速に増加しております。自社のホームページにアクセスしてこられる件数には限度があり、やはり多額の投資を行わなければ良いサイトはできませんし、そのサイトにアクセスしてもらうにはテレビコマーシャル等の多額の公告宣伝費が必要となります。
従って、数店舗の仲介店では対応が不可能であり限度があります。そこで多くの業者が加盟し多額の投資を分散することによるメリットを享受しょうとするものです。今日本で起こっているM&Aによる大型化は規模の利益を追求する流れであり、中小業者が大企業に対抗する手段として、業者同士が集合し規模の利益を追求しようとするものです。
大手FCは黒船襲来か?
よく地元の方より、大手FCはよそ者であり地域貢献をしていないと言われます。しかし他のFCはよく知りませんが賃貸仲介FCは、店舗運営ノウハウの提供と、全国ネットの集客をしてくれるだけで、それ以外は全て個々の店舗独自運営に委ねられております。弊社も経営理念の一つに地元密着、地域貢献を掲げており、地域に何が出来るのかを一番に考え経営に当たっております。
個々のFC店舗は地元の企業であり、あくまで地元で経営をされており、大企業の支店・営業所とは一線を画すものです。
従って,FCとはあくまで一つの道具をお金(ロイヤリティ)で買っているに過ぎないのです。
今後は?
今後もFCに加盟する業者が増加することは考えられますが、ロイヤリテイとは特権の使用料であり、その地域の独占権でもあります。従って一地域に同一FC店舗が複数存在する事はあり得ませんので、都市部でのFC展開は終盤にあり、今後は地方への進出を図るものと思われます。
賃貸仲介のFC本部は総合的に資金力に乏しく、自社による成功体験とかノウハウは持っているが資金がない、その為一挙に全国展開を図るにはFCしかなかったのではないでしょうか。よって直営店は収益性の良い店舗のみに限り残し、地方はFC展開が多くなるのは当然のこととなります。
今後は、FC加盟各店の質を確保しながら店舗を如何に増やせるかに掛かっているようです。
今後も皆様方のお役に立てる情報をお届け致します。
とまとハウス 代表者 粟野 則夫
宅地建物取引主任者・不動産コンサルタント技能者
ファイナンシャルプランナー・賃貸不動産経営管理士
Copyright(C) tomato house co.,ltd. All Right Reserved.