(平成20年6・7月合併号) 第43号
各地で大雨注意報が発令されており、梅雨本番となっております。「じめじめ」とした日々が続き気持ちも暗くなりそうですが、明るく元気で過ごしましょう。
今月号は、お部屋探しの形態が急変している現状をご報告申し上げます。 今後の部屋探しのキーワードは【モバイル端末】
「モバイル端末」てなんです?⇒モバイル端末とは、携帯電話、PHS、携帯パソコンの事です。(自宅、オフィス以外からネットワークを通じて情報をやり取りする機器のことです。)
お部屋探しの現状(住宅情報誌からインターネットへ)
10年程前は、住宅情報誌がお部屋探しの主流でありました、当時は情報誌を見た物件を見たいとの問い合わせが多く、我々賃貸業者も有名情報誌に1ページ掲載するのに10万円~15万円を支払い2ページから5ページの確保を挙って争っておりました。又其れだけの反響があったと言う事です。
しかし、時が経ち現在ではインターネットが主流となっております。
総務省の調査では、平成10年に世帯当りパソコンの保有率が32.6%であったのが平成18年末で74.1%に急増し、パソコンでのインターネットを行う世帯が多くなり、当然ながら部屋探しも年々インターネットを通じての部屋探しが増加しているのが現状です。
因みに弊社では、平成20年3月度のお部屋探しに関する問い合わせの81%がインターネットからとなっております。
今後の方向は?(パソコンから携帯へ)
それでは、今後のお部屋探しの形態はどの様に変化するのでしょうか?
パソコンの普及は前項で記載した通りですが、それでは携帯電話の普及はどの様になっているのかと言えば、平成6年3月末に世帯あたりの保有率が10.6%であったのが、平成19年3月末現在では95%となっております。
それに伴い、モバイル端末、主には携帯電話からのお部屋探しが増加傾向にあります。
特に、携帯電話からインターネットに接続できるようになってから数年ですが、それ以降の増加が顕著となっております。
現在急速に携帯電話よりの問い合わせが増加しており、今後はパソコンからの問い合わせ数を抜き、携帯電話の問い合わせが主流となるものと思われます。
以前は賃貸業者間で携帯電話からの問い合わせは、若者が多く対応に苦慮するとの話が多かったのですが、現在では多種多様な方よりの問い合わせが増えており、携帯電話からのお客様の層の変化が顕在化している実感をもっております。
今後は、携帯電話への物件情報の配信が不可欠な時代になったようです、来るべき時代を先取りし早期の対策を検討する時期が来ている様です。
今後も皆様方のお役に立てる情報をお届け致します。
とまとハウス 代表者 粟野 則夫
宅地建物取引主任者・不動産コンサルタント技能者
ファイナンシャルプランナー・賃貸不動産経営管理士
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