(18年4月号) 第18号
桜も満開となり、京都では観光客で賑わっております。
暖かくなってきましたが、季節の変わり目ですので体調をこわさないよう気をつけましょう。!!
4月に入り来店客も減少傾向です、例年5月の連休を過ぎれば来店客も少なくなります。
今回は、戸建て賃貸住宅が何故再び注目を集めているのかを考えましょう?
「戸建て賃貸住宅の現状」
戸建賃貸物件の現状は中古物件が主流で、転勤の期間賃貸に出す(リロケーション)物件等が多く、かなり築年数の古い物件が多い状況です。
私どもにも、戸建て賃貸住宅(以下貸家と言う)を探されるお客様が来店されますが、なかなか築浅物件がなく需給関係がマッチングせず困ることが多い状況です。
家族が多く、ペットも飼いたいとの希望者は賃貸マンションでは物件が少なく必然的に貸家探しへ集約されることになります。
しかし近年は新築貸家が市場に出て来つつあります、今後は持家派の減少、賃貸派の増加が予想されます。又今までの持家派は生活水準が高く、その要望を満たす為、良質の賃貸物件が出て来るものと思われます。
「今後貸家の方向」
今後の方向は、上記の通り子育てファミリー層の賃貸物件の受け皿として一層増加して行くものと思われますが、貸家の質も同時に高くなって行くものと思われます。
特に子育て世代は、都心回帰に逆行するが、環境の良い郊外で、広い家に入居出来るのであれば多少家賃が高くても、子育の時期は住んでみたいとの希望が強いのが現状です。
場所も、多少駅から遠くても良質物件なら十分貸家としての運用は可能であります、是非多少不便な土地等をご所有の方は検討してみては如何でしょうか。?建築物件としては、80㎡~100㎡程度の物件となりますが、貸家でありそんなにグレードを高くする必要はなく、建築費も割安ですみそうです。
但し、駐車場は必ず必要です。
「貸主のメリット」
ファミリー層は一度入居したら長く住んでもらえるのも魅力です、以前は短期の入居者は新規募集毎に礼金がもらえ、退去時には改装費も全額入居者からもらえた時期は短期入居者が歓迎されていましたが現在は長期入居者が歓迎される時代になったようです。
空室の出るリスクが減る事は大変な魅力です、又集合住宅を建てるよりも戸建てを何棟も建てる方が相続時に分筆して売ることが出来る点、駅から遠くて集合住宅に不向きな土地でも建てることが出来る点、建築コストが安い点、定期借家制度の法律が出来居座られる心配がなくなった点等家主にとってメリットはあるようです。
今後も皆様方のお役に立てる情報をお届け致します。
とまとハウス 代表者 粟野 則夫
宅地建物取引主任者・不動産コンサルタント技能者
ファイナンシャルプランナー・賃貸不動産経営管理士
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