居抜き物件の内装工事でのチェックポイント(コラム)

  • ホーム >
  • 居抜き物件の内装工事でのチェックポイント(コラム)

検討を重ねて決定した居抜き物件。内装工事が進むにつれて、これからまだまだ気をつけなくてはならないことが続きます。
貸店舗の内装工事に対しては設計デザイン会社や、施工会社との慣れない打ち合わせをこなし、ようやく見積もりの決定へと進みます。しかし経験不足の依頼者にとっては、予期しない問題が発生するなど、上手く工程が進まないことも少なくありません。ここでは、内装工事の工事期間中において注意すべきポイントを確認していきます。

細かな図面の確認がリスクを減らす

内装工事の不備を少しでも減らすためには図面の十分な確認が必要です。
自分の考えを取り入れたデザインで、反映された設計で工事を完了させた後になって、保健所による施設検査で問題の指摘を受けて工事をやり直すことになってしまうと、予定していたオープン日に間に合わないこともでてきます
そういった問題を防ぐためにも、図面の詳細な内容がきちんと反映されていることをしっかりと、事前に確認しておきましょう。

搬入する什器が入るかの確認をする!

居抜き物件のメリットとして、家具や厨房設備などの什器を引き続き使えるということがあります。
しかしひどい汚れであったり、店のイメージと合致しいものであったり、消耗が激しかったりしていることなどから、新しいものを調達することもあります。
そのような時に気をつけておくべきこととは、什器と店舗の実際に寸法を測定する「実寸」です。
什器が図面より小さい場合はまだ問題ないですが、什器が図面より大きい場合には、図面の寸法確認だけで済ませてしまい、店舗に搬入できない、または、引き出しが開かないなどの不具合がでてしまう可能性があります。
このような問題を防ぐためには、設計の時点で、図面上だけでなく、搬入口(ドアから出し入れ出来るか)、搬入する経路(エレベーターや階段など)、配置する場所などの実寸と搬入する什器の実寸とを充分に確認しておきましょう。また、什器に扉がある場合は開閉する周辺に障害となるものがないか、引き出しならば引き出せるかなどの確認も行うようにしましょう。

給排水の確認は重要 確認するべきポイントとは

給排水に関する設備チェックは、とても大切な項目です。居抜き物件の場合、工事期間中に止水栓の場所を確認し、止水栓を開け、水が実際に供給されているかどうか確認をしておきましょう。什器や器具をそのまま使用し、レイアウトも変更しないようなら、作業は難しくありません。
水を使用していないのに水道メーターが回っているようであれば、水漏れの可能性が考えられます。また、排水では、特に飲食店の場合、グリストラップの有無、厨房の水はけを主に確認してください。水はけが悪くなるのを防ぐため、適切な傾斜を設けて排水溝までスムーズに水が流れるようにします。
居抜き物件にするメリットの一つが「初期コストを抑える」。什器や器具のレイアウトを変更してしまうと、給排水に関する設備も変更になり、費用がかかってしまいますので変更には慎重にする必要があります。
また、厨房やトイレからの水漏れによって、汚水が溜まり店内に悪臭がこもったりすることもあるようです。このような場合は修理に高額な費用がかかってしまうこともあります。こういった問題に対処するため、事前の専門家チェックは活用するといいでしょう。

よく理解しないままに、施工会社にすべてを任せてしまった結果、工事終了後の仕上がりが思っていたものと全然違うものだったり、後から修正を依頼したら追加費用が発生したなどの例もあるようです。必ず、図面での説明や口頭のみで納得してしまわず、施工会社とはよく打ち合わせをするようにしましょう。